Chapter 01
特産品開発委員会、灯された小さな火
福智町の新たな特産品を、みんなで考える。そこから始まった小さな議論。
ジェラート工房FUKUCHIの物語は、福智町の新たな特産品を生み出したいという一つの思いから始まりました。きっかけは、町の行政職員を中心に立ち上がった特産品開発委員会です。地元で活躍する寿司職人、フランス料理人、ステーキハウスのシェフ、ケーキ職人、パン職人、そしてデザイナーなど、様々な分野のプロフェッショナルが一堂に会し、福智町の未来を見据えた熱い議論を重ねました。創業者も、この委員会に加わっていた一人でした。
新しい特産品として何が相応しいか。議論の中で注目されたのが「ジェラート」でした。年々高まるアイスクリーム市場での需要、若い世代を中心に支持される現代的でおしゃれなイメージ、そして何より、福智町で採れる様々な農産物を活かせる可能性。これらの要素が、委員会の心をつかみました。
こうして、小さな会議室で灯った一つの案が、やがて町の新しい特産品を生み出す挑戦へとつながっていきます。しかし、この時点では、誰がそれを実際に形にするのかは、まだ決まっていませんでした。